おはぎを作った。



久々おはぎ(ぼた餅)を作った。

あんこも作って、粒あんおはぎときな粉おはぎの出来上がり。

どうぞ召し上がれ。

 


明日は、お彼岸のお中日、おはぎ(ぼたもち)を作った。小豆は、近所の農協で購入、もち米は家にあったのもを使って。(春のお彼岸では牡丹の花に見立てて「ぼたもち」で秋のお彼岸では萩の花に見立てて「おはぎ」と呼び分けられているそうだ)。今回は、粒あんを使ったため、「おはぎ」と書いた。

 

とれたての小豆が使える秋は、皮ごと使った粒あんで作り、冬を越した春は、かたくなった皮を取ってこしあんにして作ったので「ぼたもち」はこしあん、「おはぎ」は粒あんを使うそうな。でも今回は、粒あん「おはぎ」で。

 

材料・レシピ

小豆 250g・砂糖 200g~230g・塩 少々・もち米 2合

 

小豆を水で軽く洗い、鉄なべ(なければ普通の鍋でよい)に水を多めに入れ、小豆のあくを取るために2回ほど煮こぼす。再度鉄鍋に小豆を入れ、小豆3~4㎝上まで水を入れ鍋蓋をして火にかける。沸騰したら、弱火にし小豆の表面が出ない様に時々様子をみて、足りなければ差し水をする。

 

小豆が柔らかく、指でつぶせるまで煮る。柔らかくなったら、砂糖を入れ弱火のまま焦がさないように時々へらでかき回しながら煮る。あくは、丁寧に取る。好みの硬さまで煮詰め、最後に塩を入れてあんこは、出来上がり。あんこは、冷ましておく。

 

もち米を消費したかったので、今回はもち米のみ2合を使用(いつもは、三分の一をうるち米、三分の二をもち米で炊く)。もち米は、洗い数時間水につけて置く。塩を入れよく混ぜてから炊く。炊き上がったら、すりこ木等で半殺しにする。(米を全部つぶさず、半分程度つぶす)

 

芯にするあんこともち米を小さく楕円状に丸める。粒あんおはぎは、ラップにあんこを広げ、真ん中に丸めたもち米をおく。

あんこが均一の厚さになるようにラップで包んでいく。

 

きな粉のおはぎは、反対にラップの上にもち米を広げ、芯にあんこをおき、もち米で包んでいく

もち米であんこを包めたら、表面にきな粉をつける。すり黒ゴマ、鶯きな粉をつけてバリエーションを増やし、色々な味を楽しむのもお勧め。

 

小さい時に彼岸には、先祖様が帰ってくる日と教えられたが、どうも間違っていたようだ。彼岸の意味を60歳も過ぎて知るとは、恥ずかしい。

 

「彼岸」を一言であらわすと「あの世」のこと。その反対にこっちの世界を「此岸(しがん)」というのだそうだ。「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされ、3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい(あの世とこの世が一番近い)日になると考えられ、お彼岸に先祖供養をするのだそうだ。

 

では、なんでお彼岸におはぎ(ぼたもち)をご先祖様に供えるのかだが、諸説あるそうで小豆の赤い色には魔除けの効果があると古くから信じられており、邪気を払う食べ物としてごお供えそてきたそうな。そして、昔は高価な砂糖と小豆を使ったおはぎ(ぼたもち)を特別なお彼岸の日に供え、食べたようだ。

 

お彼岸、おはぎ(ぼたもち)の正しい意味を知り、今回のおはぎの味は、格別美味しかった気がする。15個も出来て、食べきれず娘家族に取りに来てもらった。


豆250g 508円・もち米2合 200円・砂糖230g 40円・塩少々 5円ぐらい  今回16個作れた。約1個 50円で作れた。粒あんは、少し残り後日お汁粉にして食べた。