ゆで(蒸し)干し大根を作り

今年の冬は、例年より寒く乾燥している気がする。一度作ってみたかったゆで(蒸し)干し大根を作ってみた。

実はゆで干し大根ではなく、蒸した大根を干したので、蒸し干し大根である。百均のセーター干しネットに並べて3日間干した。カラカラに乾いた。ん~なかなかの出来。

 

 


東京のスーパーの乾物類の棚では、ゆで干し大根より切り干し大根の方が、圧倒的に幅を取っている。お値段は、ゆで干し大根の方が、2倍以上高い。でも、みるからにゆで干し大根の方が、黄色く甘みのありそうな。ついつい私は、値段の高いゆで干し大根の方へ手が伸びる。

 

ゆで干し大根は、宮崎県。兵庫県の稲美町母星地区でも作られているそうだ。数少ない地域でしか生産されてないのだから、供給も少ないわけだ。今回調べて知ったことは、ゆで干し大根には、身が固く茹でても煮崩れにくい「大栄大蔵大根」という専用品種の大根が使われているらしい。なるほどなるほど……である。大栄大蔵大根は、太く長く、大人の足ほどになるらしい。

 

ビックリするのは、干した大根は、生の大根に比べてカルシュウムが20倍だとか。むくみや高血圧にもいいらしい。私には、もってこいではないか。毎日とはいかないまでも一週間に一回ぐらいは、食べたいものだ。

 

以前、宮崎県出身の友人から切り大根を頂いたことがある。その時彼女から、小さく切った鶏肉と一緒に煮ると美味しいと聞いた。私はさっそく、鶏肉を入れ人参と戻した干し椎茸も一緒に煮てみると、鶏肉から出たスープも大根にしみて、こっくりとした深みのある味。動物性蛋白質も入りボリュミーになった。副食ではもったいない煮ものが出来上がり。それ以来、我が家のゆで干し大根の煮物は、鶏肉入りになった。

 

実は、今回作った蒸し干しの大根は、ご近所さんからの頂き物。お正月前に大根を買って冷蔵庫に入っていたため、頂いた大根の保存方法を考えた末、蒸し干し大根に変身させた。大根が安く手に入った時は、干し大根の保存食作りは、良いかも!

 

今回は、蒸し干し大根を作ったが、ゆで干しや生の大根を千切干しにしたり、形も色々試してみるとおもしろそう!食べて美味しい、栄養ばつぐんの保存食をまた作ろう。

 

今回作った蒸し干し大根は、一晩水で戻し、鳥の手羽中と煮た。蒸し干し大根は、甘味が出て鳥のスープをたっぷり吸って柔らかい。美味し~い。ご馳走様でした。

上記の理由により、実質大根大は0円でした。