娘達のウエディングドレスで編んだアイリッシュ・クロッシュレース。
パーツが出来上がったら、ドレスの形に合わせて繋げていく。
これがなかなか大変!
半年かけて、アイリッシュ・クロッシェレースのパーツを沢山編んだ。次は、レースのパーツをドレスの形に合わせて、くさり編みで繋げていく。その前にシーチング生地で完成予定のドレスの形にカットし、ボディーに着せる。その上にアイリッシュ・クロッシェレースのパーツをピンで仮止めしていく。
だいたい置き終わったら、これを裏返しにし、繋げていく。私は、シーチングの生地に止めたパーツを仕付け糸で簡単につなぎ、それをボディーに裏返してまた仮止めをした。バストの膨らみがあり、ボディーを使わないと綺麗なシルエットがでない。しかしボディーからはずさないと編めない箇所あり、その場合はバズタオルを丸めその上にレースを置いてなるべく立体的な形にして編んでいった。
それが出来上がったら、襟ぐり、背開き部分が伸びない様にえびコード(これは、アイリッシュ・クロシェレースではない)と言う紐を編んで付けていった。えびコードと言う存在も編み方も知らず、先生に教えてもらいつけていった。このえびコードのおかげで伸びず形が変形することは、なかった。
アイリッシュ・クロシュエレースは、ドレスやショールなどの大きい作品も多いが、ブローチやネックレスなど小さな物も作れる。左の写真は、ネックレス。
この左の写真は、アイリシュ・クロシェレースの麦わら帽子に付けたブローチ。これくらいの大きさだと編み時間も短くすぐに出来上がる。
私がアイリッシュ・クロシュエレースを習いに行っていたお教室は、ある市が運営しているカルチャービレッジという所だった。今は、先生が海外に引っ越され、お教室はクローズになっている。その当時は、月に2回でお月謝3500円とリーズナブルなのにプロの先生に教えて頂き有難かった。またお教室に通われていた方達も洋裁を勉強されていた方や人形作家さんなど、とても手が器用で色々なレースを学ばれていた。そんなお教室の中で私もたくさんの刺激を頂き勉強させて頂いた。