孫のリングガールドレス制作

リングガールのシルクのドレスなんて、どこにも売ってない。では、いつものノリで、また作りますかー。

 

ドレス生地は、タイシルク。レースはフランス製を使用。デザインは、英国ロイヤルウエディングのフラワーガールのドレスを参考に。孫によく似合ってる、制作者の私は、ニンマリ自己満足!

 


今回孫のドレスの型紙を作るにあたり、かわいきみ子さん著書である「発表会のための姉妹服」「発表会のための少女の服」を参考にさせてもらった。

 

3歳7か月の孫の95サイズの型紙は、どの本にもなかなか載ってない。参考にさせてもらった本の中でも90サイズの次は、100サイズになる。仕方なく自分の考えるデザインに近い90サイズの型紙を少し大きくし、型紙を作った。休み休み、型紙作って仮縫いをしていく。

 

本番4カ月前の夏に、仮縫いのドレスを孫にフィッテング。この時点で、孫の体形にジャストサイズだった。その後、本番の結婚式までの4カ月の間に三歳の孫は、少しずつ成長し大きくなった。

 

コロナ禍でなかなか孫に会えずフィッテイングもままならず。最終的に型紙を少し大きく修正し、修正後の仮縫いなしの本縫い。最後は、こんな感じでいいですか?そして本番。心配していたサイズも問題なくぴったりで安堵。よかったよかった!

 

二女のウエディングドレス、ブーケと孫の薄い萌色のリボンのドレスが良く合ってる。一会さん(ウエディングフラワースタジオ)で作って頂いた花冠もいい感じ。何より孫に似合っていて嬉しい。

 

いつもは元気いっぱい、おてんば娘の孫は、ドレスを着て、花冠をかぶり、リングガールの支度が終わる頃には、神妙な面持ちになった。小さな素敵なレディーの出来上がり。

 

孫は、神様のおうち(孫は、教会をそう呼ぶ)のバージンロードをしっかりした足取りで進み、牧師様にリングピローを無事運び終えた。「立派にリングガールのお仕事できたね。えらかったね。」孫をほめた。

 

ドレスで使用したレースは、日本製で気に入ったものが見つからず、インターネットでフランス製のリバーレースを見つける。さすが伝統あるヨーロッパ、フランス製リバーレースだ。リバーレースは、細い糸で特殊な機械で織り上げていくそうで、その繊細で上品なテイストは、素晴らしい。レースの風合いが、ドレスの完成度をあげてくれたと思う。レース使いのドレスには、レースが大事だと思う。

 

今回シルクを使用したため、材料費は多少かかったが、キッズのシルクのドレスとはいえ、オーダしたらとても高額になったと思う。このくらいの材料費でま~ま~満足いくドレスが出来上がってよかった!

ドレスは、タイシルク生地2.5m、7800円。ドレスのリボン部分タイシルク生地0.5m、1980円。襟、袖口、裾回りのフランス製リバーレース6m、3600円。材料費は、ざっと1万4千円弱。ドレスの中のパニエのチュールの材料は、娘のウエディングドレスの残り生地使用、0円。