5年前に作った、長女のためのウエディングドレス。
私は、洋裁知識は、ほぼゼロ。
よく出来上がったと思う。
ウエディングドレスを作った理由は、前の投稿でも書いたが本でレース編みのウエディングドレスを観て、娘に着せたいと思った事。そして一番の理由は、娘はやせっぽっちで(その当時)洋服サイズが1号か3号でレンタルドレスがなかなか無かったからである。
オーダーは、高額になるな。ならば出来上がるかわからないけど、頑張って作ってみましょうか?・・・そんなノリでウエディングドレス作りが始まった。ドレストップのイメージは、出来上がっていたもののドレスのシルエット、スカートの形はどうしよう?それから、ドレス雑誌やウエディングドレスショップをみて回った。
アメリカのデザイナーのヴェラ・ウォン(Vera Wang)の「バレリーナ」というウエディングドレスに目が止まった。今もヴェラ・ウォンのウエディングドレスは、人気が高い。彼女は、ヴォーグ誌で、シニア・エディターとして16年務め1985年に退社後、2年間ラルフ・ローレンでデザイン・ディレクターを経て、1990年に自身のサロンを開いた。とにかくドレスが美しい。
完璧なドレスを観てしまうとひどく自信がなくなるが、母親が作る「なんちゃってウエディングドレス」で我慢してもらおう。一応スカートは、ヴェラ・ウォンの「バレリーナ」な風のチュール生地ををふんだんに使ったプリンセスラインで作ることを決めた。教会も披露宴会場も広い所だったので、なるべくスカートの裾は長く、スカートのふくらみは、ボリュミーにしたかった。
小さな我が家でウエディングドレス作りは、本当に大変だった。家具を移動し、床を這いつくばりながら型紙、裁断を行っていく。長女のウエディングドレスのスカートは、アンダーは、サテン生地一枚。オーバーは、ハードナイロンチュール生地7枚はぎを2枚、ソフトナイロンチュール生地7枚はぎを5枚、計7枚重ねで作った。気が遠くなる作業で、何回放り投げ様と思った事か。ま~最後まで出来上がりほっとした。
ウエディングドレスが無事出来上がったのは、私にアドバイスをくれる友人の洋裁の御師匠さんがいたからだ。その御師匠さんについては、後日書いて投稿したいと思う。