光のモビール ヒンメリ

フィンランドの伝統装飾品ヒンメリを作った。

藁(わら)で作り、とても素朴でいい。

静かに揺れるヒンメりは光を受け影をうむ、

とても美しく心癒される!

 




ヒンメリ(himmeli)の説明

ヒンメリ(himmeli)起源は中央ヨーロッパで、スウェーデンを経由して1150年頃フィンランドの田園地方で作り始められた伝統的なヨウル(joulu)の装飾品である。

ヒンメリ(himmeli)の語源は、スウェーデン語のhimmel(天、空)の意味である。別名「光のモビール」と言う。

 

フィンランドでは、 収穫した藁(わら)に精霊が宿ると信じられた。家族で作ったヒンメリを食卓の天井に吊るし、光を感じ翌年の豊作を祈り太陽の復活、夏を待ったそうだ。その後キリスト教が入り、クリスマスの装飾にもなって行った。

 

必要な材料と道具

藁 ・ 糸 ・ 針 ・ はさみ ・ 定規 ・ つまようじ

 

ヒンメリの材料は、藁と紐のみで作る。藁に糸を通し、異なった大きさの基本形(正八面体)をつなぎ合わせ作る。
基本のヒンメリは12本の藁から構成されている。

 

まず、藁をカットするのに割れないように水にひたして柔らかくしておく。作るヒンメリのデザイン大きさに合わせて、定規で計りながら使う長さにカットしていく。今回使ったヒンメリでは、4種類の長さの違う藁を144本カットした。

 

1本の糸に12本の藁を通し、一筆書きの様に広げ糸を結んで行くと正八面に出来上がる。多面体を構成したら、最後にそれらを繋ぎ合わせて吊るす。

 

大きさ、形の違う八面体の組み合わせで色々な形のヒンメリが出来上がる。

最近は、作り方の本も出版されている。時々ワークショップも開かれているようだ。作る時間は、多少かかるが作業は難しいものではない。部屋や庭で静かに揺れる光のモビールのヒンメリは、とても美しい。興味がある方は、作ってみてほしい。


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