2018年に行った二度目のフィンランド。
私の大好きな国。
この旅行では、ヌークシオ国立公園の森を歩いた。
子供の教育費がかからなくなり、夫と二人貧乏旅行を年に一度楽しむようになった。久ぶりの旅行先は、フィンランド。なぜフィンランドかと言えば、北欧の中で税金が比較的安いと言う理由もあるが、やっぱりフィンランドのデザイン全般と自然が好きだからである。
初めてのフィンランドは、2013年で二度目は2018年に行った。二度目は、夫の夏休みの都合で旅行費の一番高い時期。貧乏旅行の私達は、数万円ケチりドバイ経由の安い飛行機チケットでグタグタに疲れて到着。でも休んでもいられない、天気予報を調べて、具体的な旅行計画を決めなければ。
滞在3日目、この旅行では、フィンランドの森と湖を観に出かけた。映画「かもめ食堂」のロケ地でもある、ヌークシオ国立公園へ電車とバスを乗り継ぎ出かけた。夏の森はベリー摘みほうだいで多くの地元の人達が訪れると本で読んだが、エスポー駅のヌークシオ国立公園行のバス停には、誰もいなくて不安になった。少しすると日本人のご婦人二人がいらし、ご一緒することに。このご婦人達は、世界の山を登られてこられた方達だそうで、心丈夫だった。
ヌークシオ国立公園は、1994年に国立公園に指定され、広さはおよそ45k㎡あるそうな。あまり起伏は激しくなく、大小80の湖・池、多くの沼地がある。国立公園内には、マークで道順が示された循環ハイキングルートがある。この広い国立公園の中でこの日2~3組のハイカーとしか出会わなかった。道案内板は、少なくて一か所道に迷い不安になった。
森の中は、風の音と鳥のさえずりしか聞こえず、絵本に出てくる妖精に出会えそうな素敵な森であった。残念なことにベリーを摘むには、数週間遅かったようで一粒も見付けられず残念!それでも公園入口のビジターセンターで買った小さなリンゴを湖畔でかじり、この上ない贅沢な時間を味わえた。
数時間森を歩き、無事ハイキングもゴールを迎えた。帰りは、またバスと電車を乗り継ぎ、ネットで下調べしていた、リサイクルショップにご婦人達と一緒に立ち寄った。アラビアの食器や雑貨の買い物が出来て、この日は大満足!日本に帰国後もこの時ご一緒した方とメールをさせて頂いている。
コロナが世界中に広がり、これから先海外旅行は出来る様になるのだろうか。新たに出かける旅は、想像できない。でもあの日フィンランドの森を歩いたあの時を思い出すと、あの森に戻れるような・・・。フィンランドの森は、素敵だった!